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DIME×吉田カバン×コクヨの夢のコラボ “大人のネオクリッツ” 堂々完成!

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DIME×吉田カバン×コクヨの夢のコラボ “大人のネオクリッツ” 堂々完成!
DIME×吉田カバン×コクヨの夢のコラボ “大人のネオクリッツ” 堂々完成! 全 15 枚 拡大写真
◆ネオクリッツの最大の特徴が、制作にあたっては最大の難関に!

――3社とも相思相愛の、まさに奇跡のコラボですね。作るまでにはいろいろご苦労もあったと思うのですが、いかがでしょう?

松村:コンセプトは「大人のペンケース」。当社で作るなら、上質な革を使って、高い職人さんの技術で丁寧に仕上げたい。しかし、ネオクリッツは、ケースを開いて外カバーを折り曲げ立てて使えることが最大の特徴。これを革で実現できるのか。それが最大の難関でした。職人さんたちが何度も試作を重ねてようやく完成しました。

――とてもしっかりした革ですね。これはどういう素材なのですか?

松村:通常は馬具などに使われる堅くて厚い革をなめして扱いやすくし、何度もロウを塗り込んで風合いを出したもので、ブライドルレザーと呼ばれるものです。最初は別の革で試作をしたのですが、折り返したときにできるシワが美しくない。試行錯誤の結果、この革を使うことにしました。

清水:実は、松村さんから一度だけ「どうしても折り返せないといけませんか」と聞かれたことがあるんです。相当ハードルが高いのかなと思いましたが、答えはNOとさせていただきました(笑)。

松村:折り返せなければネオクリッツではないですからね。従来のネオクリッツと見比べていただくとわかりますが、ファスナーを長くして開きを大きくしたことで折り返しやすくしています。芯材も工夫し、なんとか満足できる仕上がりになりました。

もう一つ苦労したのは、中央に仕切りを入れたこと。ネオクリッツには仕切りがありませんが、今回の「大人のネオクリッツ」には中央に仕切りがあります。“大人”が使うペンケースなら、中には高級な万年筆やボールペンが入っている可能性も高い。大切な文房具がペンケースの中でぶつかり合わないように仕切りがあったほうがいい。しかし、この仕切りのために大変幅の狭いマチを作らなければなりません。ダレスバッグなどで見られるマチはもっと大きいですが、「大人のネオクリッツ」のマチ幅はわずか2センチ。これは、熟練した職人さんにしかできない高度な技術です。

――この小さなマチのためにそういうご苦労があったとは驚きです!

清水:しかも、内装はやわらかなピッグスキンを使っているんですよ。大切な文房具に傷をつけないためだと聞いて、そこまで文房具のことを考えてくれているんだと感動しました。

◆使うほどに味が出る。育てる楽しみも満足させてくれるペンケース

――できあがってみてどうでしょうか?

高瀬:サンプルができたときには、「おぉ!」と思いましたね。高級感があって、オリジナリティもあって、これならこだわりのある大人にもきっと満足してもらえる。吉田カバンさんにお願いして大正解だと思いました。

松田:一目見て、とてもインパクトのある商品だと思いました。表面の白っぽい表情はロウ引きのロウで、ブライドルレザーの特徴ですが、使っているうちにこのロウがとれて、革本来の色と艶が出てくる。使う人ごとに表情の異なるペンケースになっていくんです。“育てる楽しみのあるペンケース”に仕上げていただいたと満足しています。

――色は何色で展開されるのでしょう?

松田;当初、ブラック1色の予定でしたが、DIMEの読者さんにはネイビーの人気が高いので、ネイビーも増やしていただきました。

清水:コクヨでは、ボルドーも人気が高いですし、個人的にはボルドーがイチオシなのですが(笑)、まずはブラックとネイビーで様子をみよう、ということになりました。 

松村:ブラックにはゴールドのファスナーを合わせて高級感を、ネイビーにはシルバーのファスナーを合わせてデザイン性を高めました。ファスナーの引手にも革を使用し、「NeoCritz」と刻印を入れています。

――ディティールにも凝っているんですね!

清水:本体には、「COLLABORATED WITH KOKUYO.CO,LTD.」と「PORTER YOSHIDA&CO.,LTD.」の刻印が入っています。使い手の立場からすると、大人のペンケースの雰囲気を引き立てるよう、書体や大きさ、位置についても議論を重ねた上、決定しました。

刻印
(写真 ディティールにもこだわる本体には、刻印が入っている)
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《石井栄子》

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