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「文房具仲間」について思うこと~文具自分紀行・その6

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「文房具仲間」について思うこと
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 私ことヨシムラマリが、日頃から「あーでもないこーでもない」と考えている紆余曲折をあえて公開することで、文房具について思考をめぐらせ悩む楽しさを半ば強制的に共有しようというこのコラム。第6回は少し視点を変えて、「私」と文房具の関係、というより、文房具が好きな「私たち」の関係、について考えてみたい。

◆「内」のベクトルと「外」のベクトル

 オタク的に何かを楽しむとき、そこには自分の「内」に向かうベクトルと、「外」に向かうベクトルがある、と思う。「内向き」というのは、対象との一対一の関係の中で、個人的な興味を追求していくこと。これに対し「外向き」は、自分の中で得た発見や楽しさを人と共有しよう、という方向性のことである。

 物事の楽しみ方は人それぞれだから、内向きと外向きのどちらがより楽しいだとかレベルが高いだとかは一切ないし、どちらを重視してバランスをとるかも完全にその人の自由だ。なんだけど、そうだけど。これは仮定の話なんだけど。もしあなたが潜在的には「この感動を誰かと分かち合いたい!」という欲求を抱いているのにも関わらず、対人関係への苦手意識やその他もろもろの不安から「別にひとりでも楽しいもん…」と自分をごまかしているのなら。あえて言おう、「それは実にもったいないことだ!」と。

 「そんな人、実際にいるの?」と思われたかもしれないが、いる。何をかくそう、この私である。私はもともと人見知りで、人付き合いもいい方ではない。そのため、趣味のつながりというものに興味はあるくせに、なかなか飛び込む勇気を持てなかった。しかし数年前から少しずつ外に出向くようになり、「文房具仲間」と呼べるようなつながりもできてくると、「なるほどこれはひとりとはまた違う楽しさがあるな」と感じることが多々あった。ので、それについて少し書いてみようと思うのだ。

◆ここが好きだよ!文房具仲間

 そもそも、「文房具仲間」がいると何が楽しいのか?私が個人的に、仲間がいてよかったな~と思うのは、次のようなときだ。

「人の話が聞けて楽しい」

 当たり前だが、人は自分とは違う。つまり、同じモノを見ていても、前提となる知識や経験、感じ方が違うので、目の付け所がまったく違う。これがとっても、おもしろい。自分には今ひとつピンとこなかったアイテムも、別の人の手にかかれば「コレはすごい!」ということになったりして、その理由を聞いてみると、今まで知らなかった文房具の魅力がぐいぐいと溢れ出してくる。

 一緒に文房具店などに足を運ぶと、わかりやすい。単純に探す目が増えるということもあるが、そもそも視点が違うので、自分が無意識のうちにスルーしていたモノを他のメンバーが「こんなのあったー!」と次々に見つけてくるのだ。自分の目と意識が人数分拡張された感じで、ひとりでの買い物に比べ何倍もの情報が押し寄せることになり、大変楽しい。

 難点があるとすれば、いつまでたっても買い物が終わらないこと、購入金額が間違いなく予算を超えること、必要以上にアドレナリンが放出されるため、店を出た瞬間にどっと疲れ、そのままみんなでカフェやファミレスになだれ込み、小一時間ほどぐったりしてしまうことぐらいだが、それもまた一興といえば一興である。

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《ヨシムラマリ》

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