まなび、はたらきに小さな発見
文房具・雑貨・家具のニュース情報サイト

開発者はミタ!滋賀を愛する「ReEDENヨシ物語」その2~びわこクリップ誕生秘話~

文房具 文房具

【びわこクリップ試作】胸ポケにサンプルを
【びわこクリップ試作】胸ポケにサンプルを 全 7 枚 拡大写真
 びわ湖って不思議。びわ湖って面白い。そんな滋賀・びわ湖の魅力を伝える「びわこ文具」。今回は、そんな「びわこ文具」第1号「びわこクリップ」の誕生秘話です。滋賀にびわ湖があって本当によかったー!

◆お土産文具って?
 ちょっと昔、「文具をお土産に!」というテーマをかかげ、商品開発会議を行っていました。説明不要でパッと見て「これぞ滋賀のお土産文具!」というものはないものかしら。「滋賀らしさ」とはなんぞやとグループ内でアイデアを練っていた時、やはり滋賀といえばびわ湖、身近な文具がびわ湖の形をしていたら面白い、と手元にあった書類を留めるゼムクリップに注目しました。「びわ湖の形をしたクリップ」があれば、ちょっとした滋賀らしいお土産にも、書類にワンポイントとしてオフィスワーカーにも、幅広くお使いいただけるのでは、と考えたのです。

◆びわこクリップを作ろう!
 いざ!「びわこクリップ」の開発!と思い立ったものの、なにぶん初めての素材・加工です。まずは希望デザインを考案し、手作りでの試作を始めました。試作初代のデザインは、外形が滋賀県で留めるところがびわ湖になったもの。針金を一生懸命まげて形にしてみました。手がものすごく痺れました。
【びわこクリップ試作】針金と初代
 作ってみるとわかるのですが、細部をどこまで再現するかで大きさが大分変わってきます。この時の初代試作は、縦の長さが約10センチもありました。書類の文字にめっちゃかぶってしまう!面白いけど。

 針金を加工するために手に受けるダメージやかかる時間を軽減するため、今度は厚紙をデザインカッターでカットして試作を重ねました。これも中々に大変な作業でした…。クリップはどこから巻き始めてどこで終わるのか、留める部分の形も工夫してみようか。でも、クリップらしさも残した方がいいのでは、と何度も試作を重ねました。 【びわこクリップ試作】厚紙試作とカッター
 ある程度形が決まると、本番と同じ加工方法で試作品を作りました。仕上がってきたものを見て、「おお、びわ湖。びわ湖の形をしている…!!」と感動。制服の胸ポケットにつけて、社内外の人が気がつくかという検証を行ったところ、すぐに「あっ!」と気づいてくれました。滋賀県民には本当にびわ湖が刷り込まれているんだな、と興奮を覚えました。【びわこクリップ試作】胸ポケにサンプルを

 また、デザインの観点から形を考えると同時に、お客様がご使用の際に危険はないか、書類を留める際に紙を傷つけないかと安全面と品質面でも検討をすすめていきました。これまで、紙製品で検証してきた視点とは違うチェック項目があり、新たな気づきとともにとても勉強になりました。
 そうして、ブラッシュアップされ、最後にもう一工夫としてクリップの留める部分を魚にして、留めた時に表は「びわ湖」、裏は「魚」と両面楽しめる、現在の完成形に!【びわこ文具】クリップ&マステ&ヨシカード
 忘れてはいけないのが、びわ湖・淀川水系のヨシを使用したヨシ紙。ヨシ紙をメッセージカードとしてセットすることで、ヨシ活用の幅を広げました。カードには、ビワコオオナマズやヨシ原、滋賀県の県鳥カイツブリなどの滋賀らしい絵柄を木版画風にデザインし、こちらもこだわりの一品です。

◆お土産売り場へ突撃!
 2014年9月、構想から約1年半でようやく発売へとこぎつけます。恐る恐る提案に行った最初のお店は、観光客も訪れるアミューズメント施設の売店でした。売り場の方が一目みて、「こういうのを待ってたのよ!」とおっしゃって下さった時、どんなにホッとして、どんなに嬉しかったか!地元メディアにも取り上げていただき、新たな売り場の開拓に注力し、県内の観光地のお土産売り場、宿泊施設の売店など、どんどんとお取り扱いが増えていきました。

◆お土産というもの
 こうして生まれた「びわこ文具」はシリーズとなり、次々と滋賀らしい製品が増え続けています。

 「びわこ文具」を発売した当初は、滋賀を訪れる観光客の方へ向けたお土産として滋賀の魅力を持って帰ってもらおう、と考えていました。ですが、実際はそれに加え、滋賀県出身の方が帰省の際にお土産としてまとめ買いしてくださったり、滋賀県内にお住まいの方が普段使いや県外へ滋賀らしいツールとして持ち出してご活用してくださっています。滋賀を訪れる方、滋賀にゆかりのある方をつなぐ、滋賀を思うお役立ちツールになれますように。

 大変おこがましいですが、日本人なら誰もが知っている富士山、これが滋賀なら富士山はびわ湖に置き換わるのです。この方程式を元に、滋賀のお土産といえば「びわこ文具」!と思ってもらえる日が来ることを夢見ています!なんだかんだ言いながらも、みんな地元のこと好きですもんね!


【ミタヨシコ】プロフィール"ミタヨシコ滋賀で生まれてこの方ずっと滋賀暮らしの「滋賀っ子」です。文具・雑貨が大好きで、ReEDENの開発グループの一員として、日々、滋賀の魅力探し・欲しい文具の妄想に励んでいます。プロジェクトの活動や製品開発の裏側など、開発視点でお届けっ!

《ミタヨシコ》

この記事の写真

/

特集