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文房具の今と未来をLIVE感たっぷりに伝える 「コクヨメッセ2018 」

 夏の恒例イベント「コクヨメッセ2018」が、2018年7月4日~6日まで開催されます。一般非公開ということもあり、少しでも消費者の皆さんに雰囲気をお伝えできればと、開催前の7月4日、ディスプレイの最後の仕上げに大わらわの展示会場へ突撃取材!

文房具 ノート・手帳
「学び」をテーマとしたインスタレーションには、事前のワークショップに参加した中高生の拡大されたノートや、落書きしたキャンパスノートの表紙が使われています。
「学び」をテーマとしたインスタレーションには、事前のワークショップに参加した中高生の拡大されたノートや、落書きしたキャンパスノートの表紙が使われています。 全 30 枚 拡大写真
 2018年7月4日~6日までコクヨ東京ショールームにて「コクヨメッセ2018」が開催されます。来場予想数は2500名。業界関係者や取引先のみに公開されるイベントということもあり、少しでも一般消費者の皆さんに雰囲気をお伝えできればと、開催前の7月3日、ディスプレイの最後の仕上げに大わらわの展示会場へ突撃取材!今年のテーマや注目商品を探ってきました。

◆テーマは3つの「LIVE(ライブ)」

 案内してくれたのは、マーケティング本部 広報宣伝ユニット メディアグループリーダー、乕間康さん。今年のテーマは「LIVE」。「LIVE」には3つの意味が込められているそうです。

 1つ目は、「お客様の今」をリアルに伝えること。「コクヨメッセには、全国の販売店の方が大勢ご来場くださいます。販売店の方々に、意外と知られていない今のお客様のニーズや、従来とは違う文房具の使われ方を知っていただける展示になっています」と乕間さん。

 2つ目は、「五感に訴える」生き生きした展示。商品をただ並べるのでなく、サウンドや、商品コンセプトをイメージさせるコンテンツなどを提示しながら、コクヨの世界観に没入することができる展示になっているそうです。

 そして3つ目は、「生きた提案」をすること。たとえば、商品の用途や機能のみに焦点を当てるのではなく、「学び」「家庭」「オフィス」といった場の中でどのように使われるのか、利用シーンをイメージできるような展示を工夫したそうです。どうやら今までにない展示を楽しめそう。わくわくしながら、メインの展示会場へ!

◆これから何が始まるの?期待を高める演出「インスタレーション」

 展示会場は、細長いレーン状の6つのゾーンに分かれています。各ゾーンのテーマは、向かって右から「学び」「女子文具」「ソフトリングノート」「ドットライナー」「家庭」「オフィス」。

 注目したいのが、各ゾーンとも商品の展示コーナーに至るまでの動線上に、そのコンセプトをビジュアルで表現した「インスタレーション」と呼ばれるコーナーが設けられていること。「商品に込められた思いを、よりリアルに伝えるための演出です」と乕間さん。

 たとえば、「学び」ゾーンのインスタレーションは、実際の中高生の学習ノートを拡大印刷した、巨大なロール紙が飾られています。両壁面に飾られたキャンパスノートの表紙には、事前に実施したワークショップに参加した中高生たちの落書きがびっしり。「テストいや」「だるい」などの落書きから中高生のリアルな息づかいが聞こえてきそうです。

「学び」をテーマとしたインスタレーションには、事前のワークショップに参加した中高生の拡大されたノートや、落書きしたキャンパスノートの表紙が使われています。
「学び」をテーマとしたインスタレーションには、事前のワークショップに参加した中高生の拡大されたノートや、落書きしたキャンパスノートの表紙が使われています

 さらに、ふと耳をすますと、カチカチとどこかで聞いたことのある音が。これは、ボールペンのノック部を鳴らす音をBGMにした演出のひとつ。「授業中に、カチカチする人いたな~」とノスタルジックな思いに浸りつつ、レーンを進むと、そこには「中高生の今」を形にした新商品の展示コーナーが広がります。まさに、インスタレーションの導入効果で、心は一気に中高生ライフにフォーカス!壁面には、実際に商品を使う自然体の女子高生たちが映し出され、商品のリアルな魅力が伝わってくる仕掛けが施されています。「今の中高生が、ノートをどのように使うのか、グループインタビューやワークショップなどで調べつくした結果できた商品」と乕間さんが胸を張るとおり、筆者も思わずうなる学びの商品群が展示されていました。

中高生のリアルを生かして開発された文房具たちが並ぶ。
中高生のリアルを生かして開発された文房具たち

◆“貼る”のではなく“つなぐ”発想が新しい「Choi+(チョイタス)」

 学びゾーンの中で、特に筆者が「小さいくせにすごい!」と感動したのが、「Choi+(チョイタス)」。見た目は小さなシールなのですが、ノートの端に、あたかもページを付け足すようにプリントを貼りつけることができる、専用シールなのです。

ノートの横にプリントをつなぐので、ノートのメモとプリントを同時に見られるのが便利な「Choi+(チョイタス)」。
ノートの横にプリントをつなぐので、ノートのメモとプリントを同時に見られるのが便利。

 この商品が生まれた背景には、女子中高生たちの切実な思いがありました。授業では先生は板書をするだけでなく、プリントを配ることがよくあります。コクヨ調べによると88%の女子中高生が、プリントをなくさないようにノートに貼るそうなのですが、「プリントと、プリントに関するメモ書きが別のページになってわかりにくい」「ノートの上部に貼ると下に書いたメモが見づらい」「後から配られたプリントは貼る場所がない」などの不満があったといいます。そんな悩みを解決するべく登場したのが、Choi+(チョイタス)。ノートの上にプリントをのりで貼るのではなく、ノートとプリントを“つなぐ”のがポイント。つないだプリントは、折りたたんでノートを閉じれば、じゃまになりません。

◆発売早々品薄の大人気! 中高生のための「キャンパス スタディプランナー」

 手帳でスケジュール管理をするのは、もはやビジネスパーソンだけではありません。6月に発売早々、大人気の「キャンパス スタディプランナー」、略して「スタプラ」。中高生が勉強のスケジュールを管理するために作られた、ルーズリーフタイプのスケジュール帳です。デイリータイプ、ウィークリータイプなど4タイプあり、勉強の目的や予定、達成度などを書き込めるようになっています。勉強時間を見える化して、計画的に勉強を進められるのが最大のポイントです。いつ、何を勉強したか、細かく記録をすることで達成感が得られ、次もがんばろうという意欲にもつながりそうです。

部活や塾などで忙しい今どきの中高生も「スタプラ」を使えば余裕でマルチタスクがこなせそうです。
部活や塾などで忙しい今どきの中高生も、スタプラを使えば余裕でマルチタスクがこなせそうです。

◆受験生の定番アイテム、暗記用ペン「チェックル ブライトカラー」

 赤い暗記用シートで覚えたい重要ワードを隠しながら勉強をした経験、誰にでもあるのではないでしょうか。暗記用シートとペアで使われるのが、暗記用ペン「チェックル ブライトカラー」。1本で細字用のオレンジペンと、マーキング用のブルーマーカーの二役をこなします。

 覚えたいワードを、ブルーのマーカーでマーキングし、暗記用シートをかぶせるとマーキングしたワードを隠すことができます。オレンジペンで書いた文字も、暗記用シートをかぶせると見えなくなります。新しい「チェックル ブライトカラー」は、マーカーの色自体が明るく調整されているので、マーカーで塗った下の文字も暗く潰れることなく、読みやすいのがポイント。もちろん赤いシートを載せるとしっかり文字は隠れてくれます。

緑色が従来の「チェックル」。マーカーを塗った文字が読みづらいので、付属の消しペンで消す必要があった。青色が「チェックル ブライトカラー」。マーカーを塗った文字も読みやすい。
緑色が従来の「チェックル」。マーカーを塗った文字が読みづらいので、付属の消しペンで消す必要があった。青色が「チェックル ブライトカラー」。マーカーを塗った文字も読みやすい。

◆祝「キャンパスノート・ドッド罫10周年」

 コクヨといえばキャンパスノート。キャンパスノートといえば「ドット入り罫線(以下ドット罫)」。初代「ドット罫」が生まれたのは2008年。今年は10周年にあたります。ノートの歴史を変えたと言っても過言ではない「ドット罫」は進化を続けてきました。

もとは、『東大合格生のノートはかならず美しい』の著者、太田あやさん、出版元の文藝春秋とのコラボレーションによって2008年に生まれた「コクヨキャンパスノート・ドット入り罫線」。
もとは、『東大合格生のノートはかならず美しい』の著者、太田あやさん、出版元の文藝春秋とのコラボレーションによって2008年に生まれた「コクヨキャンパスノート・ドット入り罫線」。

 たとえば、東大合格生の3人に1人が「ドッド罫」の使用経験があると答えた2010年には、小中学生たちの強い要望を受けて、大きな文字を書きやすい「幅広ドット入り罫線」が登場。2011年には「レポートパッド」を発売。2015年の調査では、東大合格生の3人に2人が「ドッド罫」使用経験ありと答え、ついに普通罫ノートと「ドッド罫」の販売数が見事逆転。2016年にはビジネスパーソン向けの「大人キャンパス」、2017年には従来よりも薄くて軽く書き心地が滑らかな「スマートキャンパス」が登場しました。

 そして今年は、文章を書く文系科目に特化した「ドット入り文系線」と、図表を描く理系科目に特化した「ドット入り理系線」を発売。さらに、秋にも新製品をリリースすべく、現在準備中とのこと。「ドッド罫」の勢いはとどまるところを知りません。

◆「夢をかなえるキャンペーン」実施中

 コクヨでは「ドッド罫」10周年を記念して「コクヨがあなたの夢 叶えます!!」キャンペーンを実施中。応募方法は次のとおり。締切2018年8月31日まで。「ドット罫」に夢を綴ってポストするだけで、コクヨが夢を叶えてくれるかも。
(1)コクヨのTwitterノートに公式アカウント『コクヨのぶんぐ』(@kokuyo_st)をフォロー。
(2)あなたの夢を書いて写真を撮る。どんな夢でもかまいません。
(3)「#コクヨのドット罫で夢をかなえる」をつけてツイッターに投稿。

◆思わず「カワイイ!」を連発!女子文房具コーナー

 女性のカバンの中身をイメージさせるインスタレーションをながめつつ、次に訪れたのは「女子文房具」ゾーン。カラフルな文房具の数々に、もう“女子”とは言えない筆者も思わず「カワイイ!」を連発してしまいました。

 数量限定の「CRITZ CORDE(クリッツ コーデ)」は、夏らしいカラフルで涼やかなテキスタイル柄の、立てて使えるペンケース。下半分がメッシュで中身が見えやすいのが特徴。約30本のペンが入るほか、消しゴムや付箋などの小物が入るポケットもついています。30本のペン収納は、女子中高生が日常的にペンケースに何本のペンを入れているか、アンケートをした結果から導いた数字だそうです。機能だけでなく、女子中高生に特に人気だったのが、ファスナーについているカラフルなフリンジ。まさに、「使いやすくてかわいいペンケースが欲しい」という女子中高生にぴったりのペンケースです。

洋服をコーディネートするように、気分で好きな色や柄を選びたい! 2018年夏発売の数量限定「CRITZ CORDE(クリッツ コーデ)」
洋服をコーディネートするように、気分で好きな色や柄を選びたい! 2018年夏発売の数量限定「CRITZ  CORDE(クリッツ コーデ)」

◆ありそうでなかった、小さなすぐれもの!マスキングテープカッター「カルカット」

 ラッピングに、手帳やノートのデコレーションに、付箋替わりにと、今やすっかり定番となった文房具、マスキングテープ。これほどの人気にもかかわらず、意外となかったのがマスキングテープカッター。手で簡単に切れるけど、切り口がびりびりになってキレイじゃない。ハサミをいちいち出すのも面倒。そんな声に応えて登場したのが、テープカッター「カルカット」です。マスキングテープにはさんで使うクリップタイプというのが、発想の面白いところ。簡単に付け替え可能なので、ひとつ持っていれば複数のテープに使えるのが嬉しいですね。カッターの刃に特殊加工を施しているため、切り口がとてもキレイ。また、クリップの下側が可動式のシーソー構造になっていて、テープ残量によって厚みが変わってもカッター部分がぴったりフィットし、きれいな切れ味が保てます。

「カルカット」をマスキングテープにはさむだけ。付け替え簡単。切り口もキレイです。
マスキングテープにはさむだけ。付け替え簡単。切り口もキレイです。

 この「カルカット」、2017年12月の文具女子博アワードで大賞を受賞、2018年2月には文具屋さん大賞で機能賞を受賞。同4月には、Get Navi主催文房具総選挙・切る貼る綴じる部門1位を受賞しています。

◆思わず買い占めたくなるかわいさ!「ドットライナーanimal KIDS」

 テープのりの売上No.1(※)を誇る、「ドットライナー」。ドットライナーの最大の特徴は、のりがドット(点)状に粘着すること。のりの切れがよく、手軽に美しくのりづけができることが人気の理由。2017年11月末にはシリーズの国内累計出荷数1億個を突破しているそうです。

 「ドットライナー」のコーナーでひときわ目を引いたのは、数量限定の「ドットライナーanimal KIDS」。パンダ、シロクマ、ニワトリ、コアラ、ペンギン、フクロウ、アザラシの親子が本体ケースにプリントされています。ほっこり親子に癒されます。コンパクトタイプ、ノックタイプのものは、詰め替え式なので、ずっと使えるのも嬉しい。6月上旬出荷予定なので、夏休みの工作にぜひ親子で使ってもいいですね。

「ドットライナーanimal KIDS」かわいい動物の親子にほっと癒されます。手が汚れないので子どもの工作にも最適。
かわいい動物の親子にほっと癒されます。手が汚れないので子どもの工作にも最適。

 ところで、10(テン・点)10(テン・点)=ドットということで、コクヨでは10月10日を「ドットライナーの日」として制定しました。これを記念して、新デザインの数量限定ドットライナーがリリースされるそう。こちらも楽しみですね。

(※)2016年度事務用テープのり市場におけるメーカー国内出荷金額ベース(株)矢野経済研究所調べ 2017年6月現在

◆「ソフトリングノート」の新バージョン「エッジタイトル罫線」

 ノートを開いた際のリングがじゃまで書きにくい。そんな悩みを解消する、ぷにぷにリングが使いやすくて大好評の「ソフトリングノート」。「SOFT RING Biz(ソフトリングビズ)」シリーズに、「エッジタイトル罫線」が新しく登場しました。「エッジタイトル罫線」はノートの端に、縦書きで日付とタイトルが書きこめるスペースがあり、会議のメモや日記など、見たいページを探すのに便利。営業マンたち待望のリリースだったとのことです。

「ソフトリングノート」は、リング部分がぷにぷにしたソフトリングなので、手に当たっても気になりません。待望の「エッジタイトル罫線」が新登場。
「ソフトリングノート」は、リング部分がぷにぷにしたソフトリングなので、手に当たっても気になりません。

◆アウターでも使えるオシャレなバッグインバッグ「Bizrack up(ビズラック アップ)」

 最後に訪れたのは「オフィス」ゾーン。人気のモバイルバック「mo・baco(モバコ)」や、クリヤーフォルダーファイリング「KaTaSu(カタス)」シリーズと並んで、目を引いたのが、「Bizrack up(ビズラック アップ)」。

 近年、通勤時に両手が自由になることからビジネスパーソンに人気のリュックサックや、大きなPCも入れやすいトートバック。とはいえ、バッグの中に仕切りがなく、中身がぐちゃぐちゃになるという難点があります。そこで登場したのがバッグインバッグ「Bizrack up(ビズラック アップ)」のシリーズ。サイズは、A4(タテ・ヨコ)、A5、A6の4種類で、色はブラック、ネイビー、アイスブルー、ブラウンの4色。暗いところでも中が見やすいように、バッグの内側が明るい色になっているという心憎さ。

 メインポケットのほかに、ペン用ポケット、スマートフォンやタブレットPCなどのガジェットが入る大小のポケットがあり、ビジネスに必要なものはすべて定位置に収められます。ちょっと持ち出すのに便利な持ち手もあり、オフィス内で必要なものだけ取り出して持ち歩くことも可能。いつも名刺交換のたびにリュックの中をがさがさ探してしまう筆者も、これがあれば、スマートに名刺入れを探すことができることでしょう…。

書類、ペン、ノート、スマホ、タブレットPCなど、ビジネスに必要なものを定位置に収納。忘れ物も減るかも!
書類、ペン、ノート、スマホ、タブレットPCなど、ビジネスに必要なものを定位置に収納。忘れ物も減るかも!

 コクヨ一押しの新しい文房具のコンセプトが、LIVE感満載に伝わる「コクヨメッセ2018」。最新の文房具やオフィス用品だけでなく、展示会場の演出や設えにも工夫が散りばめられた今回、コクヨのもつ多彩なタレントを感じることができるイベントとなっています。ここに紹介した以外にも、まだまだたくさんの商品が展示されています。店頭に並んでいるのを見かけたら、ぜひ実際に手に取って、使い心地を体感してください。

《石井栄子》

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