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ルーズリーフケースの地味な進化~もう「あの袋め!」とは言わせない~

 画期的な新機能や華々しさはないけれど、地味に進化している定番文具をとりあげるこのコラム。前回のキャンパスノートに引き続き、今回はルーズリーフ!といきたいところだが、ここはひとつ本体である紙の方ではなく、それが入っている「袋」に注目したい。

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ルーズリーフケースの地味な進化~もう「あの袋め!」とは言わせない~
ルーズリーフケースの地味な進化~もう「あの袋め!」とは言わせない~ 全 6 枚 拡大写真

◆ルーズリーフを持ち歩くために考えられた専用ケース

 日本最大の文房具メーカーとその開発者達が、この悲劇に無関心であったはずはない。持てる力を駆使し、従来の袋に代わってルーズリーフを最後まで気持ちよく持ち歩くための専用ケースを考案した。その名もずばり、コクヨの「ルーズリーフケース」である。

 「ルーズリーフケース」の素材は、クリヤーホルダー等と同じ厚みのPP(ポリプロピレン)シートだ。一般的なルーズリーフの袋よりもずっと厚く丈夫なので、持ち歩いたり、中身を頻繁に出し入れしたりしてもボロボロにならず、中の紙をしっかり守ってくれる。封筒のように閉じることができ、フタにはストッパーもついているため、うっかり逆さまにしても中身が落ちにくく安心だ。糊を使っていないから、リーフがくっついてしまう心配もない。

 購入時にセットされている30枚のルーズリーフ(ドット入り罫線)を使い終わったら、無地や方眼といった、好みのタイプのものに入れ替えてもいいだろう。収納可能枚数は最大で100枚。一般的なルーズリーフなら、買ってきてすぐに丸ごと移し替えられる。授業で配られたプリントをファイリングするまでの一時保管場所としても便利だ。

 日々進化する文房具を見ていると、「私の学生時代にあったらなあ」と思うことは少なくないが、「ルーズリーフケース」はその最たるもののひとつだ。もちろん、いい文房具を使ったからといって、ただちに頭が良くなったり成績が上がったりするわけではないけれど、「勉強しよう」という気分を盛り上げるには、大いに役に立つものである。

 ルーズリーフ派で「イマイチやる気がわかないなあ」という人は、くちゃくちゃになったルーズリーフの袋から知らず知らずのうちに精神的ダメージを受けているのが原因かもしれない。もしまだ「あの袋」を使っているのなら、試してみる価値はありますよ。この「ルーズリーフケース」を、ね。

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ヨシムラマリ
1983年生まれ、神奈川県出身。会社員として働くかたわら、イラスト制作を手がける。日常の「あっ」という瞬間をイラストと文章で切り取るブログ「コロメガネ」を運営。また、文房具マニアとしてワークショップ、イベントでも活動中。
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《ヨシムラマリ》

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