まなび、はたらきに小さな発見
文房具・雑貨・家具のニュース情報サイト

【平成回顧シリーズ】時代を彩った新商品 平成21年~30年(前編)

空前のバブル景気の真っ只中に始まった「平成」が31年で終わろうとしています。 激動の平成30年間に、コクヨが世の中に生み出してきた歴史を変えた?商品たちを10年ごとに区切って振り返るコラムの第4回です。

文房具 ノート・手帳
ハリナックス2穴
ハリナックス2穴 全 9 枚 拡大写真
 激動の平成30年間に、コクヨが世の中に生み出してきた歴史を変えた?商品たちを10年ごとに区切って振り返るコラムも第4回になりました。今回からは、平成21年以降に発売された新商品にフォーカスしてみたいと思います。

平成21年~(前編)



 2008年のリーマンショック後の長引く景気低迷が、業績悪化した企業のコスト削減を加速させ、それまで会社が社員に支給していたペンやノートなどの文房具を購入しなくなったのがこの時期です。

 仕事で必要な手帳や筆記具などの文房具が支給されなくなったことによって、文房具は自分で買うモノになり、自分でお金を払って購入するのであれば、今まで以上に使い勝手が良いモノ、気に入ったモノを選んで購入するお客様が増えました。その結果、それまでは知られていなかった様々な使い勝手の良い文房具が多くのお客様に改めて評価されることになり、その後の「文房具ブーム」へと繋がっていきました。

 そんな時代に発売されたオススメ進化型文具をご紹介します。

針なしステープラー<ハリナックス>



 金属針を使用せずに紙を綴じるステープラー(ホッチキス)として2009年に誕生しました。

 「針なしステープラー」自体は、すでに世の中に登場していましたが、綴じる枚数が少なく、保持力が弱いという欠点がありました。

 ハリナックスは、保持力の弱さという課題を、穴を2か所にして綴じることで解決するとともに、この2穴を利用してリングファイルに綴じることができるようにしました。綴じる枚数が少ないという課題に対しては、穴を開ける刃を工夫して、当時業界最多の10枚綴じを実現しました。こうして発売された初代ハリナックスは業務用途が中心でしたが、その半年後には、コンパクトなハンディタイプ(1穴タイプ)が発売され大ヒット商品となりました。

 現在では、穴を開けずに紙を圧着して綴じることができるハリナックスプレスも発売され、訪日外国人旅行者にもクールジャパン商品として大人気となっています。

2穴
初代ハリナックス


ファイル
2穴パンチ穴兼用になります。


ハンディ
ハンディタイプ


穴
紙で綴じています。


プレス
最新ハリナックスプレス


クリヤーブック<ノビータ>



 背幅を変えることができるクリヤーブックとして、2010年に発売されました。

 従来のクリヤーブックは、ポケット全てに書類を入れていなくてもファイルの背幅は固定されているため保管する時のスペースは背幅分必要でした。また、たくさんの書類を入れると、書類が丸まってしまい、表紙をきれいに閉じることができなくなります。

 ノビータは、書類が少ないときは、書類の量に合わせて背幅が薄い状態でコンパクトに保管でき、大量に書類を入れた場合でも、書類が丸まらずに表紙をピッタリときれいに閉じることができます。

ノビータ
背幅を変えることができるファイルです。


瞬間接着剤<レッドテック>



 色付きの瞬間接着剤として、2013年に発売されました。

 瞬間接着剤が手について困った経験をお持ちの方も多いと思います。レッドテックは、塗るときは赤色ですので狙った箇所にピンポイントで塗りやすく、光に反応して時間の経過とともに色が透明に変わるという特許技術によって開発されました。

 この技術は、来月発売する新しい接着用品ブランド「GLOOシリーズ」にも受け継がれています。

レッドテック


色
塗ったときは赤色


消える
光に反応して透明に


 次回は後編をお届けします。

ココさん
毎月締め切りに追われ、思い通りの記事がお届けできていない気分に苛まれている崖っぷち編集員です。でも、読者の皆さんに少しでも楽しんでいただける記事を書こうという想いだけは負けていませんので、長い目でみてやってください。ちなみに、ペンネームは、愛犬(コーギーちゃん)の名前です。

《ココさん》

この記事の写真

/

特集