まなび、はたらきに小さな発見
文房具・雑貨・家具のニュース情報サイト

キャンパスノートも登場!天才と凡人を描く「左ききのエレン」

こんにちは!ききき です。今回はウェブ漫画サイト ジャンプ+(集英社)で連載中の「左ききのエレン」という作品についてご紹介いたします。

文房具 ノート・手帳
左ききのエレン7巻表紙
左ききのエレン7巻表紙 全 4 枚 拡大写真
 こんにちは!ききき です。今回はウェブ漫画サイト ジャンプ+(集英社)で連載中の「左ききのエレン」という作品についてご紹介いたします。

「天才になれなかった全ての人へ」という心にキンと突き刺さるメッセージから始まるこの物語……作品の面白さはもちろんのこと、なんと作中のキーアイテムとしてキャンパスノートが登場するというポイントからも、是非ご紹介したいと思いました。

1.「左ききのエレン」あらすじ
2.『天才』と『凡人』の物語
3.キーアイテムのキャンパスノート!

1.「左ききのエレン」あらすじ



 原作はかっぴーさん、作画はnifuniさん。元々は原作のかっぴーさんが作画も行い某電子メディア媒体に掲載していらした作品でして、ジャンプ+で連載されているものはリメイク版となります。

 導入のあらすじとしては「広告代理店勤務の若手デザイナー・朝倉光一。納得出来ない理由で自ら勝ち取った仕事を取り上げられた彼は、やりきれない気持ちを抱えて横浜の美術館へと向かう。そこは、彼が初めて「エレン」という才能と出会った場所で…。大人の心も抉るクリエイター群像劇、開幕!」(Google Booksより引用)

 この作品の構造は複雑で、各章により描かれる年代も登場人物も違うため、ここでストーリーを説明しきるのが難しいです。既刊までで、主人公の一人・朝倉光一の高校時代、大学時代、社会人成り立て時代、デザイナーとしての人格形成後時代が描かれ(※ききき 個人の分け方です)、ときにそれらの時系列を前後させながら物語は展開していきます。

 さらに、光一を「主人公の一人」と書いたように、この作品にはもう一人欠かせない主人公・山岸エレンがおり、加えて脇を固める登場人物たちのモノローグや発言もはっきりと描かれているため、まるで全員が主人公のように読めるようになっています。

 必ずしも物語の中心に光一とエレンがいるとは限らず、登場人物一人一人の人生にフォーカスしていく、それがこの作品の魅力でもあります。

2.『天才』と『凡人』の物語



「左ききのエレン」は、一言でいえば『天才』と『凡人』の物語です。『凡人』である光一の「オレの事ばっかり」な姿、才能がないと自覚しながらも何者かになりたいというもがき様には、かつてもしくは現在の自分を重ねて胸をひりひりとさせられます。

 一方『天才』であるエレンの、自身の爆発的な才能を発揮できる場所を探す姿、絵で生きたい天才ゆえの苦悩には、憧憬や悔しさを抱く方もいらっしゃるでしょう。天賦の才を持って生まれる人間は一握りとよく言われ、それが本当なら読者には光一に共感している方々が多いのかと思います。

 ただエレンもその才能を持て余しぬくぬくと生きてきた人間ではなく、悲しい事件をきっかけに一度は筆を折り、その後生まれた「絵で生きる」ことにとことん向き合う強い信念を持っています。

 その信念は読者一人一人の「○○で生きる、○○に生きる」(仕事でも趣味でもスポーツでも人でもモノでも、大きなことでも小さなことでも)という心に結びつくところもあると思われるので、決してエレンに共感できない物語ではないのです。その○○がまだ見つかっていない方は、「左ききのエレン」そのものが、エレンの背中を追いかけ、光一のようにもがいてみたい、自分の○○を見つけたいと思うきっかけになるかもしれません。

 少々個人的な解釈が入る話になりますが、作中に「夢見てるやつが10万人いたとして残るやつは10人がいい所だ “万が一”これが現実なんだよ」という台詞が出てきます。凡人もその10人に残れるのか、それとも天賦の才を持った人間しか残れないのか、私にはわかりませんし、作中で答えも出ていません。凡人は何をやってもトップにはなれないと最初から匙を投げるのが9万9990人として平和な人生を送る近道なのかもしれません……

 しかし『天才』ではない光一でも、既刊の内容時点ですが、芸術の道を諦めることは一度もありませんでした。凡人は、その道を進むのを諦めたり怠ったりした瞬間に10人に残れる可能性が消失するのだと思います。それは裏を返せば努力や持続を諦めなければ10人に残れる可能性は消えないのだと、結果残れなかったとしてもその可能性を持ち続けた人生を送ることは出来るのだと、「左ききのエレン」から改めて学びました。

3. キーアイテムのキャンパスノート!



 この物語の重要人物の一人に、加藤さゆりという、器用で計算高い女性がいます。彼女は高校時代から光一をいかにして『自分を幸せにしてくれる人』に育て、より良い人生設計を組み立てていくかを考えてきました。

 その設計のための記録としてさゆりが作っていたのは『光一ノート』……そのノートがキャンパスノートだったのです!そしてさらに感動したのが、年代に合わせて、さゆりが使っているノートが3代目から4代目に変わっていたこと!この忠実な描写に、コクヨ社員として大変嬉しくなりました。

(c)かっぴー・nifuni/集英社
(c)かっぴー・nifuni/集英社


(なおキャンパスノートの2019年3月現在のデザインは5代目です。是非店頭やHPで見てみてくださいね)

 最後に、なんと今回、作者様からご快諾をいただき最新7巻の表紙画像を本記事に掲載させていただいております!嬉しい!さゆりがキャンパスノート持ってる!7巻の内容もとっても面白いので読んでみてください!

 主人公2人が、さゆりが、そのほか個性的な登場人物たちがどのような道を切り開きどのように生きていくのか。「左ききのエレン」、今後の展開にも注目です!

ききき
映画・音楽・小説・漫画などエンタメが活力の元体育会系ソフトドリンク派人間。
ライブや展示会の物販にノートとクリヤーホルダーがあると買いがちです。最近、映画やドラマに出てくる文房具がどのメーカー製造か凝視するクセがついてしまったので、早く治したいです。

《ききき》

この記事の写真

/

特集