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未曽有の10連休に朗報!旅×仕事をコンセプトにした札幌のシェアオフィス

平成最後の2月、シェアオフィスとドミトリーホステルを融合した新しいスタイルの施設「CONTACT」が札幌にオープンしました。ここでは地元で働くワーカーと訪れた旅人が接点を持つことで新しい交流が生まれ、双方に新しい価値が生み出されることを狙っているのです。

ピックアップ はたらく
【CONTACT】北海道TSUTAYA広報の小田さんと、CONTACTマネージャー塩津さんが、シェアオフィスとドミトリーホステルの融合した施設の目的を丁寧に語ってくれました。
【CONTACT】北海道TSUTAYA広報の小田さんと、CONTACTマネージャー塩津さんが、シェアオフィスとドミトリーホステルの融合した施設の目的を丁寧に語ってくれました。 全 11 枚 拡大写真
 もし旅先で、仕事をしなければならない事態に陥ったら?そうならないことに越したことはありません。しかし、史上初の10連休で何がおきるかは誰にも予測がつきません。

 だからという訳ではないのですが、平成最後の年、この2月に、TSUTAYAがシェアオフィスとドミトリーホステルを融合させた新しいスタイルの施設「CONTACT」を札幌でオープンしました。これまでは地元で働くワーカーと、訪れた旅人が接点を持つことはなかなかありませんでした。この施設では、それらの新しい交流が生まれることによって、双方に新しい価値を生み出すことを狙っているというのです。

 前述の施設について、北海道TSUTAYAさんの報道発表を偶然目にした訳ですが、いろんな働き方をレポートしてきた筆者としては、こんな楽しそうな施設に伺わずにはいられません。しかし軟弱者、一人旅は苦手で心もとない……そこで様々な働き方を研究しているコクヨのワークスタイル研究所のわが友(と勝手に筆者が思っている)若原強所長に、ダメ元で一緒に取材しないかと誘ってみると、「いいですよ!ぜひ行きましょう。」とまさかの2つ返事。うぉー、テンション上がる展開に、素晴らしい取材体験になりそうな予感しかなかったです。

 しかし、その前には北海道TSUTAYAさんのご都合を伺うというミッションが。オープン直後で、店長さんや広報担当者様はきっと忙しいに違いない。果たして取材をOKしていただけるのか。

 恐るおそるメールで取材の申し込みをすると、ご快諾の返事を頂くことができました。ありがとうございます!

早速現地に行ってみました。



【CONTACT】外観はシンプルな感じで、便利な立地にある。
外観はシンプルな感じで便利な立地にある。

 札幌の中心地である大通駅から徒歩6分で迷うことなく現地に到着。札幌の道は碁盤の目になってて地図を読めない人にも優しい。約束の時間にあわせて店内に入るとマネージャーの塩津さんが笑顔で迎えてくれました。札幌で大人気のMORIHICO.のおいしいコーヒーをいただきながら、なぜこのようなユニークな施設を開こうと思ったのか、どんな可能性があるのかをお聞きしました。

【CONTACT】マネージャーの塩津さんが笑顔で働くことと旅のかけ合わせの魅力と可能性を語ってくれました。
働くことと旅のかけ合わせの魅力と可能性を笑顔で語る塩津さん

「働く×旅」の魅力とは


(ここはインタビュー形式でお伝えします。 ※敬称略)

(若原) シェアオフィスとドミトリーを融合させたのは、どこから着想されたのでしょうか。

(塩津) ひとつは、働き方の変化があります。地元とのクリエイターとの協業でよい経験もあり、いろんな人が集まって仕事をしていくことに可能性を感じています。ふたつめは、旅行の楽しみ方の変化です。パッケージツアーではない多様な楽しみ方が増えているので、それを組み合わせることで新しい価値が生まれていくと思ったのです。

(若原) 実際どんな方が利用されえているのですか?

(塩津) webクリエイターや飲食関係のスタッフの方とかが多いです。意外に思われたかもしれませんが、飲食店って商談の場所がないところが多いんです。そうするとカフェで打ち合わせすることになるのですが、お客さんとうろうろしてしまうこともあります。2ndオフィスとして利用して頂ければと思っています。

(若原)リモートワークあるあるですね(笑)僕もいろんなところで仕事するのですが、今回東京から札幌まで、あえて電車を使って来てみました。細切れな時間になりがちな飛行機を使わず、長時間隔離された新幹線の中で、集中して仕事をするということに挑戦してみたんです。

(塩津)それはすごいですね(笑)そこまで極端でないにしても、働き方が変わっていく中で、リアルな地元を求める旅行者と、働いている人が交わることで新しい価値が生まれると考えています。まだそこまでの交流は自然発生的には生まれてませんが、キッチンイベントなど仕掛けると新しいコミュニケーションが生まれてきて。そういうことを仕掛けていければと思っています。

(若原)どれくらいの方に利用してほしいとか目標はありますか?

(塩津)広告などして集客するという発想はないんです。地元のクリエイターや旅行者など、面白い人が集まってくれればいいなと思っています。

(若原)確かに、面白い人の友達は面白い。そんなクリエイティブな人たちのサロンみたいになればいいですね。

 そして意外な接点として、二人がいまはまっているのはサウナ。マニアの間でも有名な札幌のサウナの話題で盛り上がっておりました。いまクリエイター界隈でサウナが熱いそうです。

「働く×〇〇」の可能性


 今回の取材で、あらためて「働く×〇〇」というのが、今後トレンドになっていく可能性を感じました。ルーティンワークに留まらず、新しい価値を生み出すために、いろいろな刺激を投入することは有効でしょう。今回の場合は、ネットワーキングの中に旅行者という非日常を取り込むような仕掛けと言えそうです。

 生産性はまだ未知なところはあるかもしれませんが、間違いなくQOL(生活の質)はあがりそうです。オフィスで仕事をしているだけでは、なかなか友達は増えることはありませんが、地域のコミュニティの中で仕事をしていくことで仲間が増えていきそうです。そんな体験に興味がある方は、一度お立ち寄りしてみてはいかがでしょうか。

ビジネスタイムに体験取材と称してサウナに入ってリラックスした後、市内のコワーキングスペースで取材を振り返る若原所長と筆者。なんという充実感。
ビジネスタイムに体験取材と称してサウナに入ってリラックスした後、市内のコワーキングスペースで取材を振り返る若原所長と筆者。なんという充実感



おまけ


 施設の概要は、CONTACTのwebサイトで詳しくみることができますので、ここだけの秘密の情報を。(秘密というのはウソです)

 お話を伺ったラウンジの奥の方に、2階へ上がる秘密の扉があります。実はこれ、IDカードをかざすとロックが外れるセキュリティシステムなのですが、雰囲気のある図鑑の中に仕掛けられているので、普通は気づきません。心憎い演出です。そこから2階のシェアオフィス、そして3階~6階の宿泊施設へ通じてます。ぜひ秘密の扉を開ける快感を味わってみてください。

【CONTACT】本棚の中に隠れたのカードリーダーが。魔法の鍵といった感じの演出は、さすがTSUTAYA。
本棚の中に隠れたのカードリーダーが。魔法の鍵といった感じの演出はさすが。

【CONTACT】本棚に鍵をかざすと、秘密の扉が開きます。
本棚に鍵をかざすと、秘密の扉が開きます。


防災訓練生.S
愛用の文房具は測量野帳。いろんな視点で、楽しい働き方や、便利な文房具の使い方などを紹介していきます。

《防災訓練生.S》

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